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- 立正大学の心理学部:学部長挨拶
学部長挨拶

立正大学心理学部は、2002年に創設され、2011年で10周年を迎えます。首都圏では最初の心理学部であり、まず、心理カウンセラー養成を目指した「臨床心理学科」を設立しました。現在、臨床心理学科は15名を超える臨床心理士資格を有する教授陣をはじめ、広い分野の専門の教授陣がさまざまなカウンセリングや心理療法など多くの心理学の理論や技法を教授し、高い評価を得ています。当時、子どもの世界ではいじめ、不登校、校内暴力などの悩みが多発しており、また、中高年の世代でもリストラや転職などの問題に苦しみ、若いサラリーマンも不況の中、生きがいを見失いがちの人生に苦しんでいました。その状況は今も変わらず、このような時代を生きていくためには誰もが心理学の知識が必要とされます。また、悩んでいる人に適切に対応できる心の専門家を育てることが社会から必要とされています。
立正大学心理学部は、この8年間、ストレスフルな人生の中で苦しんでいる若者が自らの心を知り、人生を切り開いていく方法を知ることを援助するために、また、悩んでいる人の相談にのり、困難を乗り切る援助ができる専門家を養成するために、臨床心理学を中心に教育と研究、また、実践活動を行ってきており、大いに成果をあげたものと自負しています。

ただ、心理学部開設以来も世の中の価値観はさらに多様化してきています。それは生き方を、より選択できる時代が来たといえます。若者が自分の生き方を自分で考え、ライフプランを立て、社会にチャレンジできる時代になってきたのです。それは良いことですが、しかし、そのため、若いときから、自己の人生を考え、自己判断しなければならなくなっています。
そのような時代には、一人一人が自分の本当の心を知り、能力を知り、周りの状況や社会をより良く知り、そして、適切な判断をしていかなければなりません。自分でライフプランを立て、キャリアデザインできる時代は、自己が正面から問われる時代でもあります。そのようなときにはこれまで以上に、自らを知り、人間関係を展開し、社会に挑戦するための心理学の知識が必要とされます。また、その知識やスキルが社会で、大いに役に立つと言えます。
心理学部では、このような時代の要請を敏感に受けとめ、今年度から対人・社会心理学科を開設しました。一流の教授陣・若手研究者に就任していただきました。対人・社会心理学科は、学生の対人コミュニケーション能力やライフプラン、キャリアデザイン能力を高めるための授業が充実しています。
最近の若者は、対人関係が苦手な人が増えています。大人とだけでなく、友人とも恋人との関係がうまくとれず、悩んでいる人が少なくないのです。少子化により、対人関係のとるスキルを身につけないまま、大人になってしまう人も少なくありません。このため、就活面接などもままならない学生が、多くなっています。
そこで、対人・社会心理学科では、対人スキルの向上を目指すことができる授業を多く開設しました。学生達はこのような知識や技能や態度を身につけることにより、学校カウンセリングや産業カウンセリングの分野での活躍はもちろん、産業界での人事、企画、マーケティング、広告など多方面の分野での活躍が期待されます。

