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社会で活躍する先輩達
大学で学んだ心理学の知識を活かして。

「心理学の知識を活かせる専門の仕事に就きたい」
「人々の役に立てる」
「女性でも生涯できるような仕事を!」
そんな理由から原田さんが選んだ職場は、相模原市役所。そこでは、発達障がいのある子どもを持ったご両親から、または幼稚園、保育園、あるいは病院などから相談を受けるケースワーカーという仕事を担当しています。
今回は、そんな原田さんから、さまざまなお話しをお聞きしました。
- Q1 より具体的に、仕事について教えてください。
- 相模原市はH22年4月から政令指定都市になり、子どもと家庭の身近な総合相談窓口として、こども家庭相談課が出来ました。そこでは、①子どもとその家庭・母子・父子家庭などの相談、②子どもの発達や障がいについての相談と療育支援、③保育所の入所相談・各種手当の申請を行なっています。
私の所属先は②を請け負う療育相談班で、相談の受付や、年齢や発達に合わせたグループ支援、リハビリテーション支援などを行っています。
また、地域との連携として市内の保育園や幼稚園へ巡回訪問をし、幼稚園や保育園の先生からの相談にも応じています。関わるスタッフは専門職種で構成されており、チームを組んで支援を行っています。
相談は多岐にわたるため、ケースワーカーとしてまずは不安を抱えた保護者の話をじっくりと聴くことを大切にしています。

- Q2 今の仕事を目指したきっかけは?
- きっかけは大学時代、障がいのある子どもたちと接するアルバイトを経験したことから。
大学の学部で勉強してきたことは、自分が結婚をしたり、子育てをする際、大変に役立つ知識ですが、職業としての選択もあるということを思い始めました。
人のケアをしたい、そして、やるなら女性でもしっかりと長年に渡って務められる職場、将来は福祉の施策づくりにも参加できるところ、と考えが具体的になり、公務員を目指すことに決めたのです。
そうして就職活動の時、地元近くの相模原市が、政令市に移行と言う事で、大きな変革期の中で社会福祉の更なる充実を目指したい、と思い就職を決めました。 - Q3 大学の時も障がいのある子どもたちに関する勉強をしてきたのですか?
- はい。発達心理学を学んでいました。中田先生のゼミで障がい児を持つご両親の支援について、専門に勉強しました。
これらの知識は、そのまま現在の仕事に活かされています。でも実際に仕事に就くと、まだまだ勉強が足りなかったことを痛感させられています。
それだけに職場で、改めて中田先生の本を読み返したり。子どもたちの障がいには、どんな特徴があるのか、そればかりでなく、保護者の方と、いかに応対すべきなのか…。
話し方、言葉ひとつで、傷つけてしまったり、元気づけることもできるのですから、専門知識は勉強し続ける必要があります。 - Q4 将来の目標は?
- 私は就職したばかりですので、毎日が勉強。
先輩の方々からアドバイスを受けて、みんなで協力し合って、そんななかで少しでも自分が人々の役に立つことができれば、それは、とても嬉しいことだと感じています。
また、ご相談にいらした保護者の方との話しのなかでエネルギーをもらうことも! そんな段階ですので正直、まだ自分が将来、こんなことがしたいという具体的な目標はありませんが、専門家に向かって一歩ずつ前進できたら、と思っています。
決してひとりよがりになってはならないし、逆にまったく違う発想が求められる場面もあるし、本当に奥の深い仕事です。
販売という仕事のヤリガイ、オモシロさ!

学生の頃からファーストフード店、大型雑貨店などで販売、接客のアルバイトをしてきたと言う瓜田さん。
そんな体験から「販売、接客のヤリガイとオモシロさを実感」して現在の会社へ就職。
では瓜田さんから会社での仕事内容、大学で学習した知識が、今の仕事の現場で、どのように発揮されているかなど、お話しを伺ってみました。
- Q1 会社の事業、自分が担当する仕事の内容などについて教えてください。
- 弊社は和菓子の製造、販売を行っています。その中で、私は百貨店内の店舗の販売員として働いています。お中元、お歳暮などをはじめとした贈呈品や、ご自宅用のものなど、品揃えの豊富さも自慢です。
今もアルバイト時と同じ接客、販売を担っているわけですが、学生のころとは違い、売り上げにも責任がありますし、パートさんたちの管理や教育なども担っていますので、社会人になって正社員で働くことの厳しさを実感しています。

- Q2 接客、販売の仕事のヤリガイとは?
- やはり、お客様からの「ありがとう」の言葉ですよね。
弊社は自社で、こだわりを持って美味しいお菓子を作っています。自信のある商品を自分の言葉で説明し、それをご購入頂いてお客様に喜ばれるという、このヤリガイは本当に大きなものです。 - Q3 現在の仕事のなかで心理学の知識は、どのように活かされていますか?
- 百貨店内の店舗ですから様々な層のお客様がいらっしゃいます。また、当たり前ですが、様々な雰囲気のお客様と接します。
様々なお客様に、ああでもないこうでもないと考えながら接していると、接客を終えた後に、度々ふっと思うことがあるんですね。
「あ、そういえば、これは大学の授業で学んだことだったな」と…。販売といっても結局、人と人とのコミュニケーションですから、お客様とお話しをさせて頂く場面では大学で得た、さまざまな知識が無意識ではあるけれど活かせていると感じます。
最近は、上司や先輩と話す時、そしてもちろんお客様と接する時に想像力を発揮して、"こんなふうに言ったら、こんなふうに答えが返ってくるだろうな"と考えながら、会話を組み立ててみたり。
その組み立てには、まさに心理学を基礎とした自分なりのノウハウを生かしていますね。 - Q4 生活の場面のなかでも、心理学の知識は活かされていますか?
- そうですね。社会人になると大きな責任や、それに伴ったストレスもあるわけですが、メンタルヘスルを良い状態に保ち続けることにも、大学で勉強してきた知識が必ず役に立つと、そんなふうに思っています。たとえば、自分は仕事と私生活でのオンとオフを、しっかり切り替えることで、メンタルヘルスを良い状態に保てるように努めていますが、これも、また心理学部で学んだ大事なことのひとつだと感じています。
心理学の知識を現場に、目指すは"行政のプロ"。

中高層の建築物を建てる場合は法律に基づき書類を作成しなくてはならないのですが、私の所属している景観グループでは、その書類のチェックをする、建築の際にお願いする等の義務を行っています。不動産関係の方が訪れることも多く、専門的知識が求められるので、常に専門性を高める努力をしています。とはいえ、専門的すぎて伝わらなくては意味がありません。ですから相手を見ながら、説明の仕方にも気を配るようにしています。「相手の立場で考える」ことは、大学時代に学んだことの賜物。それを念頭に説明しても、相手がどう捉えているかはわかりません。でも最後に「わかりやすかった」といってもらえると本当にうれしくなりますね。
- Q1 この仕事を目指したきっかけ
- 多くの人に役に立ちたいと思い、公務員を志望していました。なかでも市役所は、窓口に来られた市民の方の話を聞き、身近なところで相談や要望に応えていくものです。直接みなさんの反応を受け取れることに魅力を感じました。

- Q2 大学で学び、身に付けたこと
- 心理学部で学んだことは、人と接する上で役立つことばかり。特に心に留めているのは、「共感的理解」。つまり相手の立場で物事を考えるということです。学生のころはわかったつもりでしたが、社会で経験してみてその重要さを改めて実感しています。
- Q3 将来の展望
- 市役所は総合商社と言われるほど、部署によって仕事内容が全く異なります。今後はいろいろな部に回って、多くのことを経験したい。"行政のプロ"と言われるまでに成長し、市役所へ来られた方のどんな相談にも応えられるようになりたいですね。




