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八木 善彦 講師

Yoshihiko Yagi, Ph.D

消費をテーマに,人間の行動法則を解き明かす

八木 善彦 講師

どのような広告が、人々に良い印象を与え、商品の売上を伸ばしているのでしょうか。なぜ人々は買い物や投資をする時に、(冷静な他者から見れば)とても賢いとは思えない決定を下してしまうのでしょうか。これらの問題の背景には、消費者である我々人間の「こころ」の法則が関係していると考えられます。消費者心理学とは、消費行動におけるこうした「こころ」の法則を科学的に解明し、広告やマーケティングに応用したり、悪意のあるマーケティング戦略から消費者を守ることを目的とした学問です。

消費者心理学で扱うテーマは、誰もが日常的に体験するようなありふれた事柄でありながら、そこには驚くべき事実が数多く存在しています。例えば、同じ絵や人物の写真を繰り返し見せられるだけで、(たとえ自分がその絵を見た経験があることを思い出すことが出来なくても)人はだんだんとその絵や人物を好ましいものと評価するようになります(単純接触効果)。また、ある品物の値段を推定しようとしている人に、品物とは全く関係のない数字をちらりと見せるだけで、その人の値段の推定値は無関係な数値に強く引き寄せられてしまいます(アンカリング効果)。

これらの事実は、消費者心理学で実際に扱われている様々な研究テーマの、ごく一部にすぎません。消費者心理学で扱われているテーマは、それ自体、非常に面白いものであるだけでなく、実際の社会で起きている問題にそのまま応用できるという特徴があります。是非皆さんと一緒に、これらの興味深いテーマを学び、研究していきたいと考えています。

現在の研究のテーマ

  1. 消費者心理学

どんな研究なの?

同じ絵や人物の写真を繰り返し見せられるだけで、人はだんだんとその絵や人物を好ましいものと評価するようになります。この現象を単純接触効果といいます。どうしてこのような現象が起こるのか、どうすれば、この現象を利用してより効果的な広告を作ることが出来るのか、といった問題に興味を持ち、実証研究を行っています。

主な担当科目 シラバス検索

  1. 対人・社会心理学基礎演習
  2. 心理統計法
  3. 心理学基礎実験
  4. 消費者行動の心理学
  5. 対人・社会心理学演習
  6. 卒業論文・卒業研究

ゼミ

「楽しく」をモットーに、消費者行動の法則を探るための実証研究を行っています。授業時間中は主に、先行研究やゼミ生自身の研究の進捗状況をプレゼンテーション形式で報告しています。またこの報告を基に、受講者全員によるディスカッションも活発に行っています。

ゼミの卒業生たちの進路

本年度からの新規開講ゼミですので、卒業生はおりません。

学会活動・社会的活動

  • 日本心理学会会員
  • 日本社会心理学会会員
  • 日本基礎心理学会会員
  • 日本応用心理学会会員
  • Vision Science Society会員

最近の研究成果

  1. Kihara, K., Yagi, Y., Takeda, Y., & Kawahara, J. (in press). Distractor devaluation effect in the attentional blink: Direct evidence for distractor inhibition. Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance.
  2. 八木・菊地 (印刷中). スクロール提示された文章の読み特性. 心理学研究.
  3. Yagi, Y., Ikoma, S., & Kikuch, T. (2009). Attentional modulation of the mere exposure effect. Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 35, 1403-1410.

新入生へメッセージ

私にとって、大学は「人」との出会いの場でした。先生方や、先輩、友人、今後の一生を左右するような良い出会いを、できるだけ沢山経験していただきたいと思います。そのために、様々なことに積極的に取り組んでください。

その他:そもそも、ご自身が「心理学」に進むことになったきっかけ、理由は?

大学時代の恩師に憧れたため。

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