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川名 好裕 教授
Yoshihiro Kawana
対人社会心理学は、日常生活に密着した楽しい心理学です!

1円玉の直径は、何mmあるでしょうか?
頭の中で、いますぐできる心理学実験があります。日本で使われているお金の硬貨(1円、5円、10円、50円、100円、500円)の直径は何mmあるでしょうか?実際のお金も定規も取り出してはいけません。あなたの頭のイメージの世界でお金を想像し、定規をイメージして、それぞれのコインの直径を推定して紙に書いて下さい。それから、実際にコインを取り出して、1円から500円までのすべての直径を実際に測ってみて下さい。
次に自分の想像していた直径と実際の直径とを割り算して実際の何%の大きさに推定していたか計算してみて下さい。例として、実際のお金のコインの直径が20mmのとき、もしあなたが14mmだと推定したなら、14÷20=0.7 すなわち70%ということになりますね。
さあ、この実験を実際にやってみると、不思議なことが起きているのをあなたは発見するでしょう! 身近なところに不思議な現象があるのが心理学の魅力なのです!
現在の研究のテーマ
- 魅力心理学、恋愛心理学
- 社会的影響過程
- 社会的認知
どんな研究なの?
魅力心理学では、男性と女性が同性、異性に求める魅力の種類と微妙な差異について研究しています。異性が相手でも、相手が友人なのか、恋人なのか、結婚相手なのかについては、微妙な差異があるのです。また、男性が女性に求める魅力と、女性が男性に求める魅力とは同じなのでしょうか、違うのでしょうか?そうした問題を研究しています。
恋愛心理学については、以前は恋愛タイプ、嫉妬や浮気の心理などを研究していました。最近は、恋愛の進展に伴う男女の心理や行動の違いに研究のテーマを求めています。
社会的影響過程の心理学は、昔から社会心理学の重要なテーマであった態度変化そして行動変化の問題を扱っています。段階的要請技法(Foot-in-the-door効果やDoor-in-the-face効果)などや、人が他者や社会から影響をうける要因について研究関心をもっています。ロバート・チャールディニの「影響力の武器 第2版」(誠信書房)は、人が他者や社会からどのような心理的行動的影響力を受けやすいかを解説した極めて興味深い書籍です。
ゼミ
現在、3年生のゼミ指導、4年生の卒論指導を担当しています。3年生のゼミでは、卒論を準備し実行するためのテキストをレポート課題にしながら、毎週、過去に学会発表した研究などを取り上げて、ゼミで発表し、ディスカッションをもっています。
4年生の卒論指導では、各自の関心をもっている卒業研究テーマに基づいて一時に2人づつ時間をかけた指導をしています。なるべく、夏休み前までに実験、調査を完了して、秋以後にデータを分析し、卒論を執筆するように時間的スケジュールを考えています。各学生が非常に興味のあるテーマを選択しているので、その研究成果が今からでも楽しみです。
ゼミの卒業生たちの進路
私は、平成21年4月から、立正大学心理学部に新任教員になったものですから、まだ、卒業生をもっていません。しかし、現在4年生は卒業研究に取り組みながら、就職活動も着々としているようです。みなさん、がんばって下さい。
学会活動・社会的活動
- 日本心理学会
- 日本社会心理学会
- 日本応用心理学会
- 日本グループダイナミックス学会
- 行動計量学会
などに所属して、学会参加をしています。学会では、毎年1~2つの学会発表をここ10年以上してきました。
最近の研究成果
身体接触の心理学的研究、魅力心理学(男性の魅力、化粧や笑顔の魅力)、恋愛心理学(嫉妬、浮気、恋愛タイプ、恋愛進展過程など)、お金の大きさの錯覚についての研究、血液型性格判断の心理学的研究など学会発表してきました。
その他:そもそも、ご自身が「心理学」に進むことになったきっかけ、理由は?
小学校6年生の時にNHKのテレビの「生活の知恵」という番組で、多湖輝先生がやった心理学実験に興味をもち、心理学という学問の存在に気付いたのです。小学校から高校まで心理学という科目がなかったので、大学に入ったらぜひ心理学を勉強してみようと思っていました。

