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田村 英恵 講師

Hanae Tamura 臨床心理士

イメージをめぐる研究を行っています。

田村 英恵 講師

イメージは、企業イメージのような抽象的な説明概念を指す場合と、実際には対象がないにもかかわらずあたかも目の前にあるように思い浮かべるといったような感覚に準じたものを指す場合とに分けられます。私が扱っているイメージは後者の方です。

心理療法のなかでは様々なイメージが様々なかたちで体験されます。絵のようなイメージ、音のイメージ、走っているようなイメージ、怖くて胃が縮まるようなイメージ、心が安らぐようなイメージなど、ひとりひとり違ったイメージが浮かびます。
また個人によってそのイメージの体験の仕方が変わってきます。現実のようにありありと浮かぶこともあれば、何だかよくわからないまま遠のいてしまうこともあります。意図的に思い浮かべることもあれば、意図的でなくふっと湧いてくることもあります。
心理療法では、様々に想起され体験されたイメージを共有していきますが、そこから気づくことも多くあります。イメージによって心理療法が展開していく場合も多いのです。

このようなことから私は、どのようなイメージをどのように想起した場合に役立つのかについて基礎的な研究を行っています。また、イメージと非常に関連の深い催眠や自律訓練法についても研究しています。

現在の研究のテーマ

  1. 意識とイメージの関連

どんな研究なの?

催眠療法や心身のリラクセーション等を目指す自律訓練法は、私達が日常の活動を行っているときの意識のあり方とは少し違った状態へ導いていきます。
例えば目の前に無いものが実際にあるかのように感じるなど、現実場面であればそんなことはあるはずがないと思うような体験を自然に受け入れることもあります。
何かに夢中になった時に我を忘れた状態になりますが、それと同じように、意識がなくなるわけではなく変容するのです。
また、大概は心地よい体験でもあります。このような意識が変容した状態にあると、イメージも想起されやすくなったり、ありありと思い浮かべることができたり、イメージが自律的に展開したりすることがあります。
このような意識状態とイメージの関係を現在研究しています。

主な担当科目 シラバス検索

  1. カウンセリング
  2. 臨床心理学研究
  3. 臨床心理学実験
  4. 臨床心理学演習
  5. 卒業研究・卒業論文

カウンセリング

カウンセリングの定義や歴史、代表的な理論を取り上げます。そのうえで、カウンセリングがどのように始まり、どのようなプロセスを経て終結にいたるのかについて概説していきます。
また、カウンセリングの基礎ともなるコミュニケーションのあり方や態度について、実習を取り入れることで体験的な理解を促していきます。

ゼミ

臨床心理学領域のなかでゼミ生各自が興味あるテーマを選び、学んでいきます。
テーマは催眠、自律訓練、空想、暗示などイメージに関連する分野から選ばれることも多くあります。国内外の文献を調べて内容を発表し、討論を行うことで理解を深めていきます。

ゼミ卒業生たちの進路

一般企業に就職することが多く、業種は様々です。毎年数名は大学院へ進学しています。

臨床心理学科の教員の担当科目は、2010年度のカリキュラム情報です。

学会活動・社会的活動

  • 日本催眠医学心理学会
  • 日本自律訓練学会
  • 日本イメージ心理学会
  • 日本心理学会
  • 日本心理臨床学会
  • 日本精神分析学会会員

最近の研究成果

  1. 「自律訓練法導入時の留意点に関する一考察」(立正大学心理学研究所紀要)
  2. 「Verbalizer-Visualizer Questionnaireの信頼性・妥当性に関する検討」(立正大学心理学研究所紀要)など

新入生へメッセージ

追究する楽しさを味わってください。

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