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大井 晴策 特任教授
Seisaku Ohi ![]()
85%は信じている

私の調査結果によると、5歳児の85%はサンタクロースの存在を信じていました。
このように、子どもの心と夢について探求しています。
私は人の心に対する興味があって社会心理学の分野から出発し、
大学で教鞭をとるようになってからは、教員養成の学科に所属していたこともあり、幼児・児童の心理を社会的観点を中心に研究してきました。
玉川大学で教員生活を務めた後、本校で教鞭を取るに至っています。
こうして長年に渡って幼児・児童に関する研究を続けていると、時代と社会の移り変わりとともに子どもたちの傾向も、随分と変わってきたことを実感させられます。
昔は地域の子どもたちが集団で一緒になって遊んでいて、その中で色々な経験をし豊かな人間関係を築いてきました。それが今の子どもたちは塾、学校と友だちが分散して、友達関係は希薄なものになってきています。
地域の子どもたちと一緒に走ったり、転んだりすることを通して、身体的発達や運動能力の発達が自然に促されてきました。こうした経験が少ないため、反射神経が十分に発達せず、転ぶ時に初めに手をつくことができず、地面に頭から突っ込んでしまったりすることが増えており、走る速さ、跳躍力、柔軟性も劣りつつある傾向にあります。
また、遊びに中で友だちとケンカをすることで、相手に対する思いやりが育っていきます。小さなケンカがないから、痛みを知らず、手加減をすることを知らないためとんでもない暴力になってしまったりすることもあります。
このように、遊びの中でちょっとケガをしたり、転んで痛かったり、友達とのけんかを通して痛みをする経験も大事と思います。
家庭でも少子化で子どもは1人っ子が増えており、夫婦共働きで食事も子どもが1人だけで食べる「孤食」が増えて、栄養面にも問題が生じています。
そうした子どもたちの今の心理状態の調査、分析、研究を通じて、どのようにしたら良いかを考え続けて行きたいと思っています。
現在の研究のテーマ
- 子どもの抱く夢に関する研究
- 乳幼児の睡眠と生活習慣に関する研究
- 健康心理学に関する生理・心理学的研究
どんな研究なの?
たとえば子どもたちに「サンタクロースは信じる?」といったアンケート調査を実施したり、または子どもが見る将来に向けての夢について調査、研究などを行っています。
主な担当科目 
- 心理学概論
- 心理学史
- 人間関係の心理学
- 発達心理学特論
心理学史A、B 1年生Ⅰ期対象 必修科目
「心理学の過去は長いがその歴史は短い」というエビングハウスの言葉がある。
その言葉が示すように、心理学の起源はギリシャ時代まで遡ってみることができるが、今日のような形で心理学の研究がなされるようになったのは、ヴントが科学的心理学としての立場を掲げて以来、130年ほどにすぎない。
この100年余りの間に心理学は急速に発展してきた学問の1つといえる。
本講義においては、心理学の歴史について、代表的な心理学の理論や立場を中心に概説していく。その中で心理学について基礎的理解をしていきたい。
心理学概論A、B 1年生Ⅱ期対象 必修科目
心理学で一般に扱われている中心的課題である、感覚・知覚、学習、記憶、思考、要求・行動、感情、性格等の人間の行動を形作っている諸側面について学んでいく。
また、個人的レベルでの行動と併せて、社会的行動という側面についても理解を進めていく。これらのことを通して、心理学で扱われているテーマに関する基礎を学んでいくとともに、心理学を学んでいく上で必要な専門用語の理解をしていくことを目標とする。
●アドバイス
テキストの内容だけでなく、講義の中で話した内容を整理しておくこと。
人間関係の心理学1、2 1~3年生Ⅰ、Ⅱ期対象 選択科目Ⅰ
人は生まれてから死に至るまで人と人との関りの中で生活していく。
したがって、人と人との関係を理解していくことが求められる。
本講義では人間関係の心理学的側面について、実験社会心理学をもとにした対人心理学の基礎的知識を扱っていく。
その中で日常の人間関係において生じる心理と行動のプロセスとメカニズムについて理解していく。
●アドバイス
講義で扱った内容について、日常生活の事象に当てはめて考えてほしい。
発達心理学1C、2C 1~3年生Ⅰ、Ⅱ期対象 選択科目Ⅰ
高齢化社会の中で発達心理学の研究は従来の子どもの発達を中心にしたものから、成人、老人まで生涯にわたって取り扱うようになった。
しかし、その中心になるのは発達の基礎が形成され、成熟に至る過程である乳幼児期から青年期までの発達である。
また、発達を取り扱う場合、発達過程を段階に分けて、それぞれの発達段階の特徴をあげ理解することが多い。
しかし、本講義では発達を生涯にわたって段階を追ってとらえていくのでなく、人間の発達を特徴づける諸側面を軸に、その様相と仕組みを理解していきたい。
発達心理学1C では、発達を理解していく上で最も基礎となることを中心に取り上げ、発達の概要について理解していく。
臨床心理学科の教員の担当科目は、2010年度のカリキュラム情報です。
学会活動
- 日本心理学会
- 日本社会心理学会
- 日本保育学会
- 日本健康心理学会(研修委員)
- 日本心理臨床学会
研究活動・社会活動
- NPO法人子育て品川社員:ぷりすくーる西五反田の運営に関与。
- 子どもの抱く夢に関する研究
- 乳幼児の睡眠と生活習慣に関する研究:NPO法人子育て品川での共同研究
主たる研究成果
- 「夢の出発点─幼児の抱く夢について─」(玉川学園女子短期大学紀要第27 号)
- 「このゆびとまれ─子どもたちに伝えたい遊び─ビデオ・CD」(メディアミュズ)
主な著書
- 「独断と偏見―思い違いの心理学―」(創拓社)
- 「親と子の心理テスト」(創拓社)
- 「深層心理の読み方」(HBJ出版局)
- 「心理ウオッチング―いまどきの家族編―」(二期出版)
- 「深層心理テスト―あなたの恋愛doチェック―」(二期出版)
自己紹介
以前はスイミングをやっていましたが、50歳頃からテニスをやっています。
運動をして心身共に健康に!
みなさんも勉強に、スポーツに励んで、心と体を健康に保ってください。
在学生へのメッセージ
とにかく急ぎすぎる社会、じっくり考える時間を過ごしてください。
進学希望者へのメッセージ
何に対しても興味を持って挑戦していくこと。特に、心理学を学ぶ上には人間に対して興味を持ち人間を好きになること。

